Australia verのLove Never Dies DVDとLondon verのCD
先日やっとLove Never Dies、DVDバージョンを見ました。
Love never dies、あの有名なオペラ座の怪人続編ですね。続編…というか、スピンオフと言うか。オペラ座の怪人ファンの方には、少し抵抗がある作品かも。キャラに対する印象が思いっきり変わります。
友人とオペラ座の怪人25周年のDVDを見ていた所そこに広告が入っていて、Trailerを見てみたところ、どうやら続編!という事で、次の日CDショップを探し回り、友人が購入したLondon VerのCD。キャストは25周年の二人、Ramin KarimlooとSierra Boggessです。やっぱりAndrewと言うだけあって、曲が素晴らしい!オペラ座の怪人の時よりロック色が強い感じですね。Jesus Christ Superstarっぽいかも。
以下、ネタばれになるのが嫌な方はお控えください。DVDの感想、CD(London)との比較になります。
オーストラリア版のDVD、Till I hear you sing once moreから始まって、ファントムがクリスティーヌの肖像画の前で君の声が無ければ曲がかけない!と切なく歌います。この曲大好き…!ですが、オーストラリア版のファントムの方、若干声が低いような。いや、もちろん素敵なんですけど、RaminのバージョンをCDで聞いてしまっているのでものたりないような気がしました。って、オーストラリア版とロンドン版、ストーリーが若干違うのかしら。歌っている事、言っている台詞が違う。
ロンドン版ではMr.Y(怪人)が呼んだ事になっているけど、オーストラリア版では別の人に呼ばれていたクリスティーヌを怪人が呼び寄せ、2倍以上の額を一晩で払うから歌えと言っている。
クリスティーヌとメグの再会のシーンでも、ロンドン版とオーストラリア版では二人の歌っているパートが一部逆になっていたり歌詞が違ったりします。
ロンドンでは
Christine:You look the sublime!
Meg:You look the same!
ですが、オーストラリア版では逆。あとメグが「And you a wife!」という所が別の台詞になっています。
他にも曲の順番が違うとか、Beneath A Moonless Skyでも「My Christine, on that night just before you were wed. 」と怪人が歌う部分がオーストラリアでは別になっていたような。
Giry Confronts The Phantomも無いって!あそこでメグが怪人にぞっこんで彼の為なら何でもできると思っている。でも怪人はクリスティーヌを見てる。っていう図がわかるのに!
あとWhat A Dreadful Townからの流れでも演出違いますよね、かなり。
ロンドンではピアノ弾いてるのGustaveじゃないですし…Gustaveの貰ったオモチャが最初に奏でるのは普通のメロディーなのに、怪人が来る前の所でPoint of no returnになる感じがイイ!やっぱりロンドン版の方が好きだなあ。
そして、The Beauty Underneath。
オーストラリアの演出、すごく綺麗だったし世界観も素晴らしかったです。あれは本当に素敵!ロンドン版ではあの演出ではないようですね。
オーストラリア版、全体的に美しいし素敵でした。でも声が。声がーっ。Raminの方を聞いてしまうともうだめですね。あとセリフやストーリー、歌ってる歌詞が変わってしまっているのがもったいない。
あ、Devil Take The Hindmostもイイ曲。すごく好きですあれ。
Love never dies、メグとマダムジリー、ラウルのイメージが大きく変わってしまうので好き嫌いは本当に分かれると思いますが、私は怪人大好きー!なので、すごくすごーくすごーく好きですこの作品。もちろんラウルも普通に好きなのでラウルには申し訳ないな、というか可哀想だなとは思うのですが…。怪人の出番が多く、おこっている怪人、焦っている怪人、悲しんでいる怪人、テンション上がってる怪人、クリスティーヌが愛しくてたまらない怪人、色々な怪人が見れます。怪人好きには本当に嬉しい作品。怪人が愛しくてたまらない。ああ、本当に愛しい。好きです。
そしてなにより曲が本当にたまらない!セリフや言葉遊び、リズム…。全部好きです。Andrew敬愛。曲だけで言うともしかしたら元のThe Phantom Of The Operaよりも好きかも知れない…。
見れる事ならRaminが演じる怪人を生で見たかったです、Love Never Diesで。Raminでなんて贅沢は言わないので、せめてどこかで生で見られたら…。いいな…。ブロードウェイに来ないかな。